アグリ情報Agri Information
玉ネギ
2021-03-22
![]() 玉ネギの香りと辛みのもとである硫化アリルは、体内でビタミンB1の吸収を高め、壊れにくくする働きがあります。 B1は糖質の代謝を促して疲労回復に役立つばかりでなく、神経の働きを調整する機能に関係しているため、興奮やイライラ、ストレスを鎮める働きがあるのです。 また、玉ネギは、生で食べると血糖値を下げる効果、加熱するとコレステロール値を下げる効果があると言われています。
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原産地は中央アジア、中近東、北西インドです。 生育適温は10〜15℃で、25℃以上になると順調に育たなくなります。玉ネギが肥大するには、15〜20℃の温度と長日条件が必要。日長は、早生種で11〜12.5時間、晩生種では13〜14時間。 球が完成すると、2〜3ヵ月休眠し、休眠から覚めると芽がでます。 大苗は、10℃以下の低温にあうと花芽ができ、春にとう立ちします。 とう立ちすると、球は太りません。土質はあまり選びませんが、砂地では早生種の早採り栽培、粘土質では中?晩生種を使って貯蔵用の玉ネギにします。 ![]() |
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【11月5日(土)】 |
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これが玉ネギの苗です。 ホームセンター等で購入できます。今回は、早生用(ジェットボール)と中晩生用(パワー)の2種類に挑戦します。苗は、画像を参考にご用意ください。 |
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いよいよ、苗の植え付け開始。
プランターに専用の土を入れます。 まず、中央に溝を作り、株間10cm間隔で苗を並べます。 |
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次に並べた苗を少し斜めになるように、土を被せます。
画像を参考に行ってください。 園芸用の土には元々肥料が入っているので、今回は施用なしで大丈夫です。 |
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ジョウロで水をたっぷりと与え日当たりのよい場所に置きました。
玉ネギは、寒さに強いので、霜の心配はしなくても、いいみたいです。 画像の下側が早生用の玉ネギです。 |
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【11月20日(日)】 |
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植え付け後、約2週間が経過しました。
順調に育っているようです。 雨の日以外は、ジョウロで水やりを行いました。 |
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少しアップで撮ってみました。
見た目では分かりませんが、しっかりと根を張っている感じです。 23日はお休みなので、1回目の追肥(べじたろう)を施用する予定です。 |
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【11月23日(水)】 |
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本日は、第1回目の追肥を行いました。
使用した肥料は、べじたろう(JAみのり園芸専用肥料)[N・P・K=14・10・10]です。 玉ネギの株と株の間を少し掘り、適量を施用し土を被せました。 最近ネットで調べていて分かったのですが、玉ネギは水分をあまり与えなくてもいいようです。 |
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【12月18日(日)】 |
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べじたろうの追肥を行ってから、約1ヶ月が経過しました。
茎が太く、葉も伸びた気がしますが、大きな変化が無いため、本当に成育しているのか、ちょっと不安です。 露地栽培の玉ネギは、茎の周りの土を踏み固めた方が、良いらしく、ちょっと真似して手で土を押さえてみました。 水やりは、乾いたら補給する程度にしています。 |
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【1月9日(月)】 |
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昨年暮れの大雪では、プランターに溢れるほどの雪が積もってしまい、軒下へ移動すべきだったと後悔しましたが特に影響は無かったみたいです。
やっぱり玉ネギは、寒さに強いんですね。 画像の玉ネギの葉が白くなっているのは、霜が降りた為です。 今月中に、2回目の追肥を実施する予定にしています。 |
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【1月22日(日)】 |
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本日、2回目の追肥を実施。 使用した肥料は、前回と同じべじたろう(JAみのり園芸専用肥料)[N・P・K=14・10・10]です。玉ネギの株と株の間を割り箸で少し掘り、そこに数粒のべじたろうをまき、あとは土を被せるだけで完了です。先週は、雨が降ったので水やりは一度もしていません。茎や葉が、随分しっかりしてきました。 このまま順調に育って欲しいものです。次回の追肥は、3月の予定です。 |
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【2月19日(日)】 |
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約1ヶ月ぶりの更新となります。 昨年11月の苗の写真と比べると、あきらかに太く丈夫になってきています。今回は、早生用の「ジェットボール」を掲載してしているのですが、よく見ると、根元がこころなしかふっくらとしてきたような気がします。2月は定期的に雨が降ったので、水やりは1回しかしていません。 |
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【3月12日(日)】 |
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本日、3回目の追肥を施用しました。
肥料は、べじたろう(JAみのり園芸専用肥料)[N・P・K=14・10・10]前回と同じです。 |
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これは、中晩生用(パワー)の写真です。
どの苗も順調に育っています。 |
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これは、早生用(ジェットボール)の写真です。
早生種だけあって、葉がしっかりとしています。 |
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【3月21日(火)】 |
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ちょっとピンボケになってしまいました。
以前から気になっていたのですが、葉先が茶色く変色してきています。 |
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早生のジェットボールは、丸みが増してきました。 順調に育ってます。最近は、定期的に雨が降ったりしていたので、全く水やりはしていません。 |
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(1)厳寒期の低温による生理的障害 (2)べと病 (3)白色疫病 2?3月に発生する場合は、(3)白色疫病が最も現実的です。 発生しやすい条件:5℃以下、最適15?20℃の温度と2?3月に多雨条件に遭遇する場合に発生しやすく、被害が拡大すると玉の肥大が阻害されます。
定期的な降雨のため、水やりはされていないとのことですが、この水管理の判断は適切です。
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【4月2日(日)】 |
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前回、白色疫病の心配がありましたが、症状は特に悪化せず、特に変化なし。
水管理が大切なのですが、最近は本当に雨が多くて、プランターの土は常に湿った状態が続いています。 |
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早生「ジェットボール」は、順調に成長し、随分玉が大きくなっています。 収穫が待ち遠しいですね♪ |
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【4月16日(日)】 |
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【中晩生用(パワー)】
4月になり気温も上がり、益々元気に育っています。 |
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【早生用(ジェットボール)】
順調に大きくなってきました。 玉ネギって地表で玉が大きくなるんですね。 |
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【5月3日(水)】 |
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【中晩生用(パワー)】
根元がふっくらとしてきました。 |
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【早生用(ジェットボール)】
いよいよ収穫しました。 早速、炒め物にして食べてみました。 |
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【5月20日(土)】 |
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【中晩生用(パワー)】
前回更新から2週間ちょっとが経過。 完全に玉ネギの形になってきました。 定期的に雨も降ったので、全く水やりは、していません。
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【6月4日(日)】 |
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いよいよ、中晩成用玉ネギのパワーを収穫しました。
お店で売っているものとは違い、大きさがバラバラでした。 最初に植えた苗や肥料の関係でしょうね。 今回のプランターでの玉ネギ栽培を振り返ってみて感じたことは、玉ネギは丈夫で非常に作りやすいという点です。 |